池田真知子の毒吐き育児ライフ

通報とメル凸と陳情と請願とネットストーキングが趣味です。炎上大好き!

労基署への効果的なタレコミ方法

ブラック企業と対決するためのおすすめ書籍です!

 

つい最近まで夫が従業員60人ほどの中小ブラック企業に勤めてましてね。

パワハラ横行・サービス残業しまくりで、家に帰ってくるのも遅かったんですよ。

広島という縁もゆかりもない地方都市での育児ストレスで爆発寸前だった私は、何とかしてその状況を打開しようと思いまして、夫に内緒で労基署に相談することにしました。

 

私の目標は最終的には夫を転職させること、で、

敵は強敵・ブラック企業なので、ハナから「タレコミをきっかけにホワイトな企業に生まれ変わってほしいな☆」なんてお花畑な考えはありませんでした。

佐藤優も言ってた。「組織を相手に個人が勝つことはできない。だが、組織の一部を引きずり下ろし道連れにすることはできる」と。

 

電話するのは面倒なので、メールを送ってみることに。

「労働基準関係情報メール窓口」 送信フォーム

https://www-secure.mhlw.go.jp/getmail/roudoukijun_getmail.html

↑さすがお役所、すげー分かりにくい。送信フォームにたどり着くのに時間がかかった。リンク貼っとくのでみんな使ってね★

 

公務員の数が減らされている昨今、監督官の人手も少なくなって仕事は大変になっているだろうし、どんなメールを送ったら対応してもらえるのか…色々と考えました。

監督官だって所詮は公務員であり人間であります。ポイントを稼いで(=いっぱい違法行為を摘発して)、出世したいはず。

信憑性の高い、具体的な事柄を書く必要があると思い、文章を練りました。

・定時は17時ですが、いつも22時頃までサービス残業してるので、その間に来てもらえると有り難いです

・月末が忙しいので、できれば月末に来て頂けると助かります。 等々。

 

送信っと。そして通報から1週間後…

来ました、労基署の抜き打ち検査が。

タイムカード等の証拠が無いので、その場でサービス残業は摘発されませんでしたが、

聞き取り調査等が行われた後、会社は賃金台帳を提出させられ、

それによって、たまーに付けてもらえてた深夜残業の割増手当が払われていなかったことが発覚し、社員に臨時ボーナスが少しばかり出ました。

そして、また抜き打ち検査がきてサービス残業がバレれば困るということになり、一時的に夫の帰りが早くなりました。

 

が、すぐに元通りに… ムカついたのでもう一度通報することに。

監督官だって、人間。感謝されると嬉しいはずなので、

書き出しは、「前回は、お忙しい中、抜き打ち検査に来て頂いてありがとうございます。大変感謝しております」から始めました。

そして会社のブラックな実態を書き連ねた文章を送信。

 

そして1週間後…また抜き打ち検査に来てもらえました。ご苦労さまです。

しかしながら、決定的な証拠は見つからず、経営陣は怒り狂い、社内は大荒れ、職場は最悪の雰囲気に。

結果的に、夫を含む、若手を中心とした15人程度の人間が2,3ヶ月の間にバタバタと辞めることに。

残業代は最後までほとんど貰えませんでしたが、会社にダメージを与えるという目的は達成できたので、私は大満足。

夫はホワイト企業への転職に成功し、めでたしめでたしなのでした。

それもこれも、普段から夫が会社での出来事を私に話してくれてたからできたのです。無口で何も話してくれない人だったら、この方法は使えませんでした。

ブラック企業は見捨ててもっといい会社に転職しよう!!